こんにちは、こつこつニュース編集部です。
みなさんは、「超富裕層」という言葉をご存じでしょうか。
英語では、UHNW(=Ultra High Net Worth)と呼ばれています。
保有する純資産が3000万ドル以上(日本円で約33億円以上)の個人のことを言います。
33億円というと、サラリーマンの生涯年収の10倍以上でしょうか。想像を絶する資産額です。
この度、米国のWealth-Xという企業が、UHNWに関するレポートを公表しましたので、それを元に超富裕層の気になる実態について見ていきたいと思います。
UHNWだけでなく、多くの人が気になる億り人や、純資産10億ドル以上の個人に関するデータも豊富に掲載されています。
目次
超富裕層(純資産3000万ドル以上)は世界に何人くらい?
世界には超富裕層の人々がどのくらい存在するのでしょうか? そして、気になる日本にはどのくらい?
*Wealth-X社のレポートより抜粋
Wealth-X社のレポート(2018年のデータ)によると、世界の超富裕層の人数は、265,490人にのぼります。
これは多いのか、少ないのか、、よく分かりませんね。
そこで、全世界の人口(約76億3100万人)に占める割合を計算してみると、0.0035%になります。
なんと、28,743人に1人という超絶狭き門です。格差社会のトップ中のトップという感じですね。
世界の億り人の割合・人数は?
その他にも、上図からは興味深いことが分かります。
純資産を100万ドル(約1億1千万円)以上保有する人が、世界で22,752,710人存在するとのことです。
純資産を1億円保有する人は、日本では「億り人」なんて呼ばれていますね。
これも全世界の人口に占める割合を計算すると、約0.3%になります。
335人に1人というこれも狭き門です。
あなたが億り人を目指しているとすれば、それは世界の上位0.3%をめざしていることと同義です。
かくいう筆者もめざしていますよ! 億り人!!
世界に純資産10億ドル(約1100億円)以上の個人はどのくらいいる?
超富裕層(UHNW)の定義は純資産3000万ドル(約33億円)以上ですが、当然そのUHNWの中にも階級があります。
このレポートでは、超富裕層を下図のように6つの階級に区分しています。
1、10億ドル~
2、5億ドル~10億ドル
3、2.5億ドル~5億ドル
4、1億ドル~2.5億ドル
5、5000万ドル~1億ドル
6、3000万ドル~5000万ドル
*Wealth-X社のレポートより抜粋
その階級の中のトップが純資産10億ドル以上です。
純資産が10億ドル以上というと、サラリー(報酬)によって到達するのは難しいでしょう。多くがエクイティ(株式)によって実現したものと思われます。
純資産10億ドル以上を保有するのは、全世界で2,604人です。
これも、全世界の人口に占める割合を計算すると、0.00003%です。桁が小さすぎてわけが分かりません、、。
約300万人に1人というと分かりやすいですね。都道府県でいうと、茨城県とか広島県の中に1人いるというイメージです。
10億ドル以上持つ個人の純資産を合計すると
上のピラミッドみたいな図によると、純資産10億ドル以上持つ2604人は、合計で8兆5620億ドルを保有しています。
日本円だと約937兆円になります。日本が抱える借金の総額に近いですね。
たった2604人が937兆円という莫大な富を保有しているんです!
まとめ
以上、普段はうかがい知れない超富裕層に関するデータを見ていきました。
このレポートには、他にも超富裕層の
・国別ランキング、
・都市別ランキング、
・人口当たりの超富裕層が最も多い都市
・超富裕層はいかにして富を築いたのか(Self made or Inherted?)
など非常に興味深いデータが載っていますので、また記事にしたいと思います!