独身の方必見! 結婚前に転職をした方がいい理由
2016/12/26
結婚していると転職しづらい?
筆者は結婚していますが、つくづく「結婚していると転職がしづらい」と感じます。
結婚に伴って変化した生活習慣や責任などが理由です。
例えば、転職によって給料が下がってしまえば、家計に大きなダメージを与えます。
ここでは、いくつかのケースに分け、転職した場合の家族への影響について考えてみます。
子なし共働きのケース
一番転職がしやすいケースででしょう。
仮に転職によって給料が下がっても、ダブルインカムのためダメージは少ないです。
また、転職活動は通常平日の夜に行いますが、妻(夫)が働いていれば、相手も帰りが遅くなることはあると思うので、あまり気にせずに転職活動ができると思います。
気持ちの面でも、共働きであれば、「失敗しても無一文になることは無い」と心に余裕ができるでしょう。
子あり共働きのケース
転職はしやすいかもしれませんが、転職活動はし辛いでしょう。
前述の通り、共働きであれば、転職というリスクは取りやすいです。
しかし、子供がいれば、育児や家事を分担しなければなりません。
平日の夜に面接に行くには、妻(夫)の協力が必要です。
場合によっては、保育園のお迎えなどで、面接に行けなくなるケースもあるかもしれません。
また、妻(夫)から、「そんな無理して転職しなくても今の会社でいいじゃない?」と言われる可能性もあります。
転職活動に集中し過ぎて家のことを疎かにすると、夫婦仲が悪くなるかもしれません。
子あり共働きのケースでは、妻(夫)に転職したい理由を納得してもらい、相手の協力を得る必要があります。
子なし専業主婦(夫)のケース
専業主婦(夫)がいる家庭の場合は、収入源が一つしかありません。
それだけに、簡単に「転職」というオプションを行使することができません。
特に、給料が下がる転職とか、労働環境が厳しくなるような転職はしにくいです。
例えば、給料が下がってもいいから、やりたい分野の仕事をする(NPOで働くetc)とか、コンサルなど深夜残業が当たり前の会社に行く、などです。
本人はそれでいいかもしれませんが、相手にとってみれば、それは生活水準の劣化に直結します。
働いている側としても、専業主婦(夫)である配偶者が、自分が転職したことで家計のやりくりに苦労していたら、必ずしも転職に成功したとは思えないかもしれません。
さらに、転職した後に仮に転勤があった場合、転職したことへの後悔は非常に大きいでしょう。
日本の場合、大手企業ほど全国各地に支店や支社があるので、目先のネームバリューや年収に目が眩んで転職してしまうと、数年後に転勤という可能性もあります。
転職する際には、転職後のメリットデメリット両方を考慮して決断すべきだと思います。
子あり専業主婦(夫)のケース
言うまでもなく、最も転職しにくいケースでしょう。
子供がいれば、教育費などで家計は子なしの時期より大幅に膨らみます。
当然ながら、収入が下がる転職はしにくいです。
また、転勤の可能性が高い会社に転職した場合、転勤となれば、かなりの確率で単身赴任になると思います。
同じように残業が多い会社だと、家族の団らんの時間が減ってしまいます。
さらに、マイホームを買って住宅ローンを抱えている家庭の場合だと、相当身動きが取りづらいでしょう。
子あり専業主婦(夫)の場合、今の会社によほどの不満が無ければ、転職しようとしないのではないかと思います。
まとめ
以上、いくつかのケースに分けて考えてみました。しみじみ感じたのは、独身時代はなんて自由だったんだ!ということです。
当時は、基本的に自分のことだけ考えていましたし、それが可能でした。
年収が下がろうとも困るのは自分だけ。本当にやりたいことがあれば年収が下がっても構わないと思っていました。
しかし、結婚して色々と責任を負わなければならなくなったことで考え方が変わりました。
まさに「保守的」になった感じです。
自分のことだけを考えればいいわけではなく、転職するとしても家族の合意が必要になるでしょう。
転職をするなら独身のうちが身軽でいいです。
今、独身の方は結婚の前に「今の会社で本当にこれからもキャリアを築いていくのか」と真剣に考えることをオススメします。