金融未経験の転職に資格は必要?~証券外務員編~
2016/12/11
資格はやる気を見せるための手段
未経験で金融業界に転職しようとする人なら、資格を取ってやる気や知識をアピールしたいと思うはずです。
金融系の資格はたくさんありますが、それが本当に転職活動に有利になる資格なのかを検証したいと思います。
今回は、証券外務員 です。
証券外務員は金融商品の営業をする際に必要となる資格です。証券会社に入る人は大抵取らされます。
新卒入社の場合だと、学生の時に取るケースも多いです。
誰でも受けられるようになった証券外務員
一種と二種の二種類があり、二種に受かった人が一種を受ける事ができます。昔は金融機関で働いていないと一種は受験できませんでしたが、現在では一種、二種ともに受験制限が撤廃されました。
金融機関で働いてなくても受験することができます。
転職活動に有利になるかどうかですが、営業の仕事をやりたければアピールになるという程度かと思います。営業の部署に配属になればどうせ取らなくてはいけませんから。
営業以外の部署に行きたい場合は持ってなくても全然大丈夫です。M&Aアドバイザーやアナリスト、トレーダーなどでは直接的には必要ありません。
証券アナリストの方が効果的
これらの職種に就きたい人は、証券アナリスト の方がよっぽど効果的です。会社によっては、証券アナリストの取得を義務付けているところもあります。
むしろ、証券外務員を持っていると、リテール営業などの部署に配属される可能性が高まるかもしれません。これは考えすぎかもしれませんが、、
転職活動に力を入れた方がよい?
営業職を目指す方は別にして、証券外務員の資格を取る暇があったら、志望動機や転職理由の作成、企業の情報収集に力を入れるべきです。そちらの方がよほど効果があると思います。
ただ、上述の通り、証券アナリストなら話は別です。通信教育を受けなければならないため、最短でも2年程度かかってしまいますが、一次だけでも受かっていると、履歴書の見栄えが良くなると思います。
証券アナリストについては、また書きたいと思います。