未経験で金融機関総合職の中途採用に応募する時の注意点、フロント部署に配属されるには?
2017/04/27
目次
総合職採用は未経験者が転職できる大きなチャンス
主に第二新卒や20代~30代前半に見られる採用形態
未経験から金融機関のフロント職種に転職する方法の一つとして、いわゆる総合職採用をしている企業に応募することが挙げられます。
主に第二新卒や20代~30代前半向けに見られる募集形態です。
総合職採用のため、どこに配属になるか分かりませんが、運が良ければフロントの部署に行くことが出来ます。
ここでの配属とは、転職者個人の適性によって決まるのではなく、企業の事情で決まることがほとんどです。
ある部署に退職者が出たり、組織改編で人が足りなくなったりすると、そこに補充として配属されるイメージです。
配属リスクに注意
注意したいのは、これは未経験者の場合ではないですが、前職でフロント系の仕事をしていたのに、総合職採用で入社したためにミドルやバックの部署に配属されてしまうケースです。
私の周りでもある金融機関でトレーダーの仕事をしていた人が、ミドルの部署に配属になったケースがあります。本人がどう思っているかは分かりませんが、転職を後悔しているのかもしれません、、、
面接を受ける時はここに気を付ける
アピールしすぎない
さて、総合職採用の金融機関の面接を受ける際の注意点をお伝えします。
それは、特定の職種(例えばM&Aアドバイザーやトレーダーなど)を是非やりたいとアピールし過ぎないことです。
アピールし過ぎると、こいつは希望通りの部署に配属されなかったらすぐ辞めてしまうかもと思われる可能性があります。
そもそも中途で総合職採用をする金融機関はゼネラリスト思考が強いです。
「フロントの職種が第一希望ですが、経験も無いので、どの部署に配属されても頑張ります」というのが無難だと思います。
配属が気になる場合は
どうしても入社後の配属が気になる場合は、取り敢えず内定を貰っておいて、入社前にキャリアコンサルタントを通して配属予定を聞いて貰うといいと思います。ただ、大抵の場合は、配属先は教えてもらえないと思いますが、、、
取りあえず入ってしまって異動を狙うという手も
希望の職種じゃなくても金融業界に転職することを優先?
取り敢えずミドルでもバックでも金融機関に転職しておいて、その後数年経ったら異動希望を出してフロントの部署に行くという方法もあります。
全くの未経験の場合だと、これが一番現実的かもしれません。
後々後悔することになる可能性も
ただし、この場合でも中々異動希望が叶わないと転職を後悔することになりかねません。そういう意味で総合職採用はリスクが大きいですが、逆に言えばある程度のリスクを負わないと、未経験では金融機関、特に大手の銀行や証券には転職出来ないということです。
そもそも新卒採用では、配属、勤務地どこでもありの総合職採用が一般的です。
新卒ではそれが当たり前なのだから、中途採用だからと言ってゴチャゴチャ言うな!と思う人もいるかもしれません。配属リスクがあるのは当たり前だということですね。
新卒と中途の違い
しかし、新卒と中途は違います。最も大きな違いの一つは、前職の経験があるか無いかということです。
新卒ならば入社後に地方に転勤になったり、思いもしない部署に配属になっても、こういうものかとある程度納得しやすいと思います。それに対して、中途の場合は前職と比較してしまうため、前の職場の方が良かった、、、と後悔しやすいのです。
前の会社ではこんなパワハラ上司はいなかったのにとか、こんなに残業多く無かったのにとか、、、新卒採用と比べて後悔しやすい分、中途での総合職採用には十分過ぎるほど慎重であるべきです。
しまった! 転職するんじゃ無かった!と思っても、前の会社に戻る事は出来ないのです。
転職後の後悔を避けるために
満足できる金融機関へ行く
後悔しないためにも、総合職採用で応募する場合は、たとえ希望通りの配属にならなくても満足出来る金融機関に行くべきです。
具体的には、人によって価値観は異なると思いますが、自分が納得出来るくらいのネームバリューや業界地位のある会社です。
特に学歴の高い高スペックの人ほどそうした方が良いと思います。希望通りの部署じゃないけど、世間体もいいし給料も良い会社だし!と自分を納得させられるからです。
しかも、もし中途入社して最初の配属が希望通りでなくても、将来的には望みの部署に異動出来る可能性もあります。
次のことを念頭に
中途採用の総合職採用は慎重過ぎるくらい慎重で! でないと後悔する可能性が高い!
行くならネームバリューのある金融機関が良い!
・・ということを守っていけば、後悔しない転職になるんじゃないでしょうか。